ThinkPad X121eのリカバリディスクを作成する
Lenovoから発売されているThinkPadシリーズに限らず, 最近のPCはリカバリデータ(PCを工場出荷状態に初期化するためのデータ)をHDDに格納しています. この方式は「HDDリカバリ」や「Disk-to-Disk」などと呼称されることもあります. しかし,HDDはPCの故障原因となることも多く,リカバリディスクはDVDなどの光学メディアとして持っておきたいと思う方も多いと思います. 光学メディアにリカバリデータをバックアップをしておけば,HDDが故障しても,HDDを交換するだけで自力で復旧できるからです.
HDD内にリカバリデータを保持しているPCは,ThinkPadに限らず,そのリカバリデータを光学メディアにバックアップするためのソフトウェアが添付されています. おそらく,購入時に添付されていた説明書にもリカバリディスクの作成方法を解説するページが含まれているはずです. 今回は,ThinkPad X121eのリカバリディスクを作成する機会がありましたので,ThinkPad X121eにおけるリカバリディスクの作成方法を掲載します. 参考程度にご覧ください.
対象機種
今回はThinkPad X121eにおけるリカバリディスク作成例を掲載します. ThinkPadシリーズであれば,ほぼ同様の操作でリカバリディスクを作成できると思います.
対象機種 | Lenovo ThinkPad X121e |
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OS | Microsoft Windows 7 Home Premium Service Pack 1 |
作成手順
準備
書き込み可能な光学ドライブを搭載していないモデルの場合は,USB接続の光学ドライブを用意してセットアップを完了しておきます. ThinkPad X121eは光学ドライブを搭載していないため,私は下記のような製品を用いてリカバリディスクを作成しました. また,リカバリディスク作成中に安定した電源供給ができるように,バッテリを充電し,ACアダプタを接続した状態にしておきます. ブランク(何も書き込んでいない空,新品)のDVD-Rを用意します. モデルにより必要枚数は異なりますが,私の場合ですとDVD-Rが3枚必要でした.
光学ドライブの製品例(Amazon.co.jp)
DVD-Rの製品例(Amazon.co.jp)
「Create Recovery Media」を起動する
「スタート」-「すべてのプログラム」から「Lenovo ThinkVantage Tools」を選択します.
「Factory Recovery Disk」を選択します.
リカバリディスクを作成する
下のようなウィンドウが表示されます. 「作成するRecovery Mediaは,このシステムでのみ使用できます.続行しますか?」を選択し,「OK」を選択します.
「ブート・メディア」と「データ・メディア」の両方を選択し,「OK」を選択します.
リカバリディスクの作成に使用する光学ドライブを選択します.DVD-Rに書込み可能な光学ドライブである必要があります.
ブランクのDVD-Rを光学ドライブにセットして「OK」を選択すると,ブート・メディアの作成が開始されます.
下図のようなウィンドウが表示された場合は,「OK」を選択します.
DVD-Rへの書込みが開始されます.
ブート・メディアの作成が完了しました. 「OK」を選択し,Product Recovery Data メディアの作成に移行します.
「OK」を選択し,Product Recovery Data メディアの作成を開始します.
1枚目の書込みを行います. ブランクのDVD-Rを光学ドライブにセットして「OK」を選択します.
続いて,同様の操作で2枚目の書込みも行います.
必要枚数分の書込みが完了すると,下のようなメッセージが表示されます.「OK」を選択します.
これでリカバリディスクの作成は完了です.お疲れ様でした. ディスクを混同したり,間違って廃棄したりすることがないように注意して管理してください.