TOMIX DD51(旧製品)のヘッドライトをLED化
概要
友人からDD51の古いNゲージを譲っていただきました. このDD51はTOMIXの初期の製品のようで,ベーシックセットに入っていた内の1両のようです. ナンバープレートは印字済みで,756号機となっていました. 500番台なので,旅客運用に就いていたグループになるのでしょうか…?
古い製品なので以下のような不具合があり,あまり良好とは言えない状態でした. しかし,一度完全にばらして整備を行ったところ,だいぶ改善されました. シンプルな構成なので,分解が簡単で助かりました.
- 走行がギクシャク.集電不良と動力内部へのゴミの巻き込みが原因
- 片側のヘッドライトが点灯不可能.整流用ダイオードの破損が原因
- プラスチック製の手すりが折損
- 一部塗装が剥離
ヘッドライトの故障は整流用ダイオードを交換するだけで修理可能でしたが, この機会に光源を電球色LED化してみることにしました.
とりあえず整流用ダイオードを交換…
ヘッドライトの故障は整流用ダイオードを交換するだけで直りました. ダイオードを交換した後に撮影した写真です. まだLED化する前ですので,光源は麦球です. 常点灯機能を搭載した自作パワーパックで点灯させています. 麦球は暗く,色もオレンジ色に近いです. 個人的には,Nゲージのヘッドライトは明る過ぎる位が丁度良いと思っているので,少々物足りない感じです….

電球色LED化
使用部品の一覧です. LEDはエルパラで購入しました. E-103は定電流ダイオード(CRD)という電子部品で,LEDに流れる電流を10mAに制限して輝度を調整するために使います.
番号 | 部品名 | 型番 | 数量 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|
LED1 | 電球色LED | 超高輝度電球色チップLED 3020 | 1 | 60円 |
D1 | 定電流ダイオード | E-103 | 1 |
作業途中に撮影するのを忘れていたため,いきなりですが,麦球をLEDに換装した後の基板の写真です. 元々半田付けされていた麦球を取り外し,写真のように空中配線しています. アノード側には10mAの定電流ダイオードを入れています. 元々半田付けされている整流用ダイオードはそのままにしてあります(写真には写っていません.)

ボディーに基板を組み込んだ様子です.麦球があったスペースに上手く収まりました.

電球色LED化後の写真です.実際はもっと明るく見えます.成功です.
